「なんだかうちの子育て辛いな」、「周りの子と違って出来ない事が多いな」など周りのお子さんに比べてうちの子ちょっと変だな?なんて疑問に思った事はありませんか?
小さい頃は多少の個人差はあるだろうし、大きくなったらきっと周りの子と同じように出来る様になるはず…!!
そんな事を願い子育てしていたある日、発達障害と診断されたら…。
今回はそんな私の娘の発達障害について書いていきたいと思います。
- 発達障害って何?
- 本人の努力不足なのでは?
- 育て方のせい?
発達障害という概念が知られるようになったのはごく最近の事で、それまでは本人の個性として捉えられたりその特性からもたらされる困難差を本人の努力不足や親の育て方の問題とされることがよくありました。
私も自分の娘が発達障害という診断を受けるまではあまり認知しておらず、周囲から育て方の事で「躾がちゃんと出来ていない」「本人が頑張れないのは我儘だからだ」など言われ育て方で悩んでいた時期がありました。
今回少しでも発達障害について知って頂ければと思い書かせて頂きました。
発達障害とは?
生まれつき脳機能に障害があり幼児の頃から行動や情緒面で他の子と違う特徴が見られます。
などの特徴がみられます。
そのため子供が生きづらさを感じることも少なくありません。
また発達障害にも種類があり大きくわけて3種類あります。
注意欠陥・多動性障害(ADHD)
- 不注意(集中力がない)
- 多動性(じっとしていられない)
- 衝動性(思いつくと行動してしまう)
※主に授業中に歩き回ったり、座っていても手足が常に動いているなど。
学習障害(LD)
- 全般的な知的発達に遅れはないが、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算」などの能力に困難が生じる
※文章(本)など読む際読んでもなかなか理解出来ない、計算が苦手で時間がかかる。
自閉症スペクトラム障害(ASD)
- 話をしていても目が合わない
- 一人遊びが多い
- 他の子に関心がない
- かんしゃくが強い
※1~2歳頃からこの様な特徴が見られます。
私の娘の診断名は?
私の娘は注意欠陥・多動性障害(ADHD)です。
上記の通り授業中にじっとしていられないです。
ずっと座っていられず教室を歩き回ったり、勝手に出て行ったり…
症状が強い時などはクールダウンする部屋があるのですがそこで気持ちを落ち着かせる様にしています。
また音にも敏感なため集中力が続かなく勉強で苦戦する事が多いです。
支援級に在籍している生徒は心の整理や気持ちを落ち着かせるためにクールダウンという部屋が設けられています。
1人になることで一時的に精神を安定させることが出来ます。
いつ頃気付いたか
「あれ?」っと思ったのが小学校2年生の後半、「学校に行きたくない!」と言い始めたのがきっかけでした。
最初は無理に行かせていたのですが、泣き方が尋常じゃなく先生と相談する事に…。
そこで初めて学校に行きたくない理由を知ることになりました。
1人で苦しい思いをしていた
娘は授業中ずっと座っていることが出来ず教室をウロウロしていたり、また集中するのが難しくすぐ他の事に気を取られてしまい勉強についていけないなど先生から学校での様子が伝えられました。
学校では注意される事が多く、何をやっても上手くいかず、いつの間にか自分に自信がなくなり学校に行くことが辛くなってしまったようです…。
学校での様子を聞かされ気付いてあげられなかった事に母親として不甲斐なさが募りました。
母親として失格ですね…。
原因として
気付かなかった一番の理由としては症状が軽かった事です。
いわゆるグレーゾーンでした。
大抵の場合小学校に上がる前に症状がありそこで気付く事がほとんどなのですが、娘の場合小学校に上がった時点ではそれらしい症状がなく徐々に症状が出てきたと考えられます。
また症状が軽いため判断が難しく病院での診断にかなり時間がかかり結構2回検査する事になりました。
当時はいつも授業中に歩き回ったりではなく、たまに症状が出ていたため家庭的な問題だと思われていました。(躾など)
今後の治療法は?
主に薬の服用で症状をコントロールしていきます。
私の娘はストラテラとエビリファイを飲んでいます。
脳内の神経伝達機能を改善し、注意力の散漫や衝動的で落ち着きがないなどの症状を改善。
依存性のないタイプでADHD治療薬で使われています。
※その他コンサータやインチュニブがあります。
不安定な精神状態を安定させ、やる気がしない、何も興味が持てないといった状態を改善させます。また、抑えられない感情の高まりや行動などの症状の改善。
※癇癪や自傷行為(腕を噛むなど)がある為飲んでいます。
ストラテラは速攻性があるものではないので直ぐには効果はありませんが飲み続ける事により症状が軽くなっていきます。(個人差有り)
今では前ほど酷くなく授業中も座っていられるようになりました!
今後について
現時点では薬の服用で症状をコントロールしていますが、少しずつ減らしてゆくゆくは服用なしでも症状をコントロールできる段階までにする予定です。
お医者さんのお話では症状が軽いので成人するまでには落ち着いていくとのことでした。
ただあくまで症状がこのまま落ち着いていった段階のお話ですので、今後は娘のようすを見ながらになりそうです。
最近は落ち着きはあるものの、授業に参加しないことが多いので気持ちの切り替えが出来るようになるのが今後の課題になっています。
最後に
発達障害は最近では知られるようになってきたもののまだまだ認知されていない方や、周囲に理解してもらえない方がほとんどだと思います。
少しでも多くの方に知ってもらえるきっかけになって頂ければと書かせて頂きました。
こちらの記事は定期的に書いていく予定です。
うちの子の症状を元に書いていますので、同じ障害を持つ方によっては違いがあるかと思いますが参考までに読んで頂ければと思っています。
ここまで読んで下さりありがとうございました。